ガラリアさん好き好き病ブログ版

ここは、聖戦士ダンバインのガラリア・ニャムヒーさんを 好きで好きでたまらない、不治の病にかかった管理人、 日本一のガラリア・マニア、略してガラマニのサイトです。2019年7月、元サイトから厳選した記事を当ブログに移転しました。聖戦士ダンバイン以外の記事は、リンク「新ガラマニ日誌」にあります。

リムル・ルフトたんについて

「ニーさまぁーッ 新しぃオーラの増幅機の、設計図ですぅーー!」(第4話)

 

俺、リムル好きなんだぁ。

聖戦士ダンバイン」で、一番好きな、女性キャラは?
と聞かれたら、俺は、迷わず、リムルたん!と答える。

え?ガラリアさんじゃないの?と、お思いの読者諸兄よ、

ガラリアさんは、<この世で一番好きな女性>であって、
ダンバインで一番、とか、アニメキャラで一番、でわないッ!

…ハァハァ。ま、それは置いといて。

本放送を見ていた時、年齢が近い同性で、一番、素直ぉ~に感情移入できたのが、
他ならぬリムルであった。

第1話、ショウがラース・ワウの庭に落ちてきた時、暗い窓辺から、

「ハ。アァッ」

と、唸って、見ていた女の子。
(動画が少なさげで、セルがずいぃ~っとズレるのは、プチ気になるが)

紫いろの髪の毛、かわゆいピンクのおようふく!
戸惑った表情!顔にお手々をあてる仕草!

「わぁー!かわいい!この子が、このお城の、お姫様なんだな!」

と思った。・・・その印象は、長くはもたなかったがw

その後、<妖精>チャムが小ぜわしく飛んできて、
お姫様は、父親とは敵方の、わけわからん男に ホの字であると判明。

・・・目が、悪いのか・・・趣味が、悪いと言うのか・・・
頭がおかしいのか・・・

いや、いや、わかるぞ!<刷り込み>だね!

この子は、お城で籠の鳥だったので、
最初に出会った、よその、年上のおにいさんが、
オージさまみたく、見えちゃったり、なんかしちゃったり、したんだネ!

しかもさ、お父さんの敵って、燃えるよネ!
キミは、「ロミオとジュリエット」の歌を、

♪あなーたとー わたーしのー ふたぁーりのー時がーくるー♪
って、ウワゴトみたいにつぶやいてるクチだネ!

そのバカさかげんが、カワユイぞ!!わかるぞ!
キミの年齢には、ありがちダッ!

ニーって、17歳のリムルから見たら、23歳、6つも年上だから、
お・と・な~に見えるわけだ。しかも、そのヒトは、自分を<女>として見てくれた!
このへんの感覚は、いかにも10代の、初恋に落ちる<少女>の感覚よ。

その<彼氏>の実像とかもう、どうでもよくなんのよ。
つーか、見えてないのだ。見てない、とも言う。
たとい、髪型が、「どこの床屋であてたんだ、そのパーマネントは」であっても、
たとい、服装が、「なんだその、ガソリンスタンドの従業員みたいなツナギは」であっても、
たとい、性格が、「お前、バイトでもしてみろよ。年下の先輩に呼び捨てされてみろよ」であっても、

オージさまぁ!ニーさまぁ!おにぃさまぁ!
だっこして!チッスして!
わたしはぁ~ニーさまが好きでぇ~
ニーさまもぉ~わたしのことを~~好きっ、いやぁぁぁん、うれしー!!

という状態になってしまうこと、これを<刷り込み>と呼ぶ。
少女期にありがちな、初恋に誤り多すぎな、
それで人生棒にふってから気がついても遅いのよあんた、みたいな、
そんな、リアルな少女の気持ちが、

リムルから、一番、ガンガン伝わってくるのである。

リムルは、家族や、家族の部下たちの、迷惑などひとつも考えず、
ひたすら、彼氏にすがる、叫ぶ、追う、
企業機密まで盗む(盗まれるようなポカしたのは誰や、ショットじゃなかろう)。

この年齢には、部下たちの残業手当や、始末書、書かされるもんの気苦労なんか、
わからんし、ましてや、親の心配など、うるさいだけに思ってしまう。

ゼラーナの皆さん=彼氏の仲間にも、迷惑かけまくり、
こちらでリムルの尻拭い役は、マーベルであることが多く、あぁかわいそう、マーベル。

リムルはいつも、顔に、感情ムキ出しである。わかりやすい。

聖戦士ダンバイン」全話を通じて、リムルの

「ニーさまぁああああ」このセリフが、一番多く聞こえる印象がある。

それはもう、うるせーぐらいに。・・・そこが、ヨイ。

リムルは、自分のわがままのせいで、死人(しにん)が出ても、

フレデリックさぁぁーん」で済ませてしまえる、
強靭な精神力の持ち主である。

普通、もそっと、気にすると思うが。だって死んでんのよ。
彼女には、自責の念とか、
わたしのせいで、ひと様を悲しませちゃったわ、とか、
あぁーわたしが至らなかったせいで!あぁ!
あぁ~辛くて眠れない、眠剤はないかしら、この際、市販薬でもいいわ、とかいう、
他人の眼を気にするという感覚が・・・あまりないようだ・・・

彼女が気になるのは、ニーさまと自分、だっけ~なぁ~のね~

そこが、とてもヨイ。あー実に、面白いおヒトじゃ。

リムルのせいで、全話通して、通算何名、死んでるか、数えるのは、とても楽しい。

どれぐらい楽しいかというと、

NHK大河ドラマ黄金の日日」において、
根津甚八演ずる石川五右衛門が、通算何名ブチ殺しているかを、
数えるのと同じくらい楽しいぞ。

こんな例えして、何人わかってくれるかな・・・ボソボソ。

もいっこ、特筆すべきは、第24話で、ショウがポロポーズの花をつんできた時。
ショウに、チュッ、する、あれ。あの、

妙ぉ~に、落ち着きはらったキスの仕方。

・・・彼氏以外の男(ショウは、わたしと同級生くらいの年齢よね、親しいと言えば親しいけど、
ニー様とは比べようもないくらい、ダサいわ。
まあ、こうして至近距離でよく見れば、黒髪がわりとつやつやで、目もきれいかしらね、
聖戦士ですもの、なんかこう、キリッとしてるとこがあるわ。
わたしが気落ちしてるみたいだからって、わざわざお花つんで来てくれるなんて、
いいとこあるじゃない、うふ)に、

そんなこと、できてしまう、
あの余裕ぶっこきが、同年代の当時の俺には、ちょっと驚きだった。
まあ、「西洋のお姫様」だから、軽いキスぐらいは、慣れてるのかな、ぐらいに考えていた。

それが、そうでもないのだ。今考えると、そうじゃなくて。

さかのぼって、第7話で、婚約者バーン(どうでもいい、うざい、いなくなれ、出てけ、
わたしはニー様の行く末を考えて、ひとりで夢想にふけりたいのよ、
ここはわたしのお部屋よ、あんた邪魔なのよ、なによ、威張って、
モテてるつもり?かっこいいつもり?なによそのロン毛、
ニー様のウインブルドンヘアーの方がずっと素敵なのよ、わかってんの?
お父様が勝手にあんたなんかを、このわたしの交配相手に指定したからって、
いい気になってるんじゃないわよ。あら、花瓶のお花をとって、わたしの髪につけやがったわ。
あのねえ、そのお花はもとからここにあんの。
水さし用なの。髪飾り用じゃないの。パー?
ハァ?なんか言ってるわよ、ヘー、全力を尽してわたしの気持ちを動かしてみせますぅ?
なに寝言言ってんの?性格悪い上に、頭も悪いのね、ハッ)の時だが、

要するに、「別段感じない男」には、チューぐらい軽くできてしまうし、
髪の毛に触られても、フン、で済むのさぁ、と、今は考えている。

さて、絵的な面、これはもう、ダンバインのキャラ全てそうだが、
リムルは特に、完成度がケタはずれだ。

特筆すべきは、体つき!
いかにも、しょうじょ、おんなのこ!17さい!って感じが、
骨格から肉付きから、動作からして、

いる、いる、そのへんにいるよ、こんな感じの子、という、
リアルな存在感が、あるんだよなぁ。
あの華奢な肉体に、少女のみなぎる情念が、満ち満ちている。
全身で、そこにいるだけで、これぞ女の子!を表現してしまっている。
肉感に、彼女の精神性が現れている。

髪の色がまた、きれい。紫色の髪に、
あのヘンテコリンな濃いピンクの服が、よく似合って、
マントがたなびいて、靴先がカワユクて。

俺が、ガラリアさんの髪型を真似ようとすると、
ハネがうまくいかず、リムルになってしまうことが多いのだが、
リムルのあの髪型というのは、当時流行っていた、

必殺の「段カット」である。
な、なつかしい・・・校則違反だったよなあ、段カット。

そのむらさきの髪色に、あの青い瞳が、実に合ってる。
リムルの大きな、率直な眼差しは、いつもまっすぐ前に向いていて、
白目のホワイトが輝いて見える。
睫毛はカールしてて、きれいなおめめたんだ。

高校生というより、中3くらいの感じ。
ブラスバンド部にいるタイプ。電子オルガン担当。
勉強はあまり得意じゃないの、でも今回の期末試験、英語はちょっと頑張ったのよ、
みたいな。

でも、リムルは、お姫様なのだ。
最初っから、最後まで、わがままで、そして気高くて、
自分に素直な生き方、
泣いても笑っても怒っても、それはいつも、リムルその人。

ラース・ワウの、ひめさま!ひめさまッ!

リムル・ルフト、ここに在り!!

くはー、涙出てきた・・・リムル好きだよー。
男見る目ないとこも、好きだよおお。

 

 

2003年8月23日(土)