ガラリアさん好き好き病ブログ版

ここは、聖戦士ダンバインのガラリア・ニャムヒーさんを 好きで好きでたまらない、不治の病にかかった管理人、 日本一のガラリア・マニア、略してガラマニのサイトです。2019年7月、元サイトから厳選した記事を当ブログに移転しました。聖戦士ダンバイン以外の記事は、リンク「新ガラマニ日誌」にあります。

シーラ・ラパーナさんについて

「くどい。もうお前たちの顔は見たくもない。下がれ!」(第49話)

 

そんな事より、ダンバインファンの皆さんよ。聞いてくれよ。このページの主旨とはあんま関係ないけどさ。
このあいだ、ダンバイン個人サイトのいっこ、ガラ好き行ったんです。ガラ好き。
そしたらなんか、人がいつもよりいっぱいで、みんなロムってんです。
で、よく見たらなんかドレイク陣営の旗揚がってる下に、更新してあって、
シーラ・ラパーナさんについてnew!とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、シーラ・ラパーナさんについてnew!ごときで、普段来てないガラ好きに来てんじゃねーよ、ボケが。
ガラ好きの基本は、エロ小説だよ、エロ小説。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でガラ好きか。おめでてーな。
よーしパパ、ガラ好きのシーラ様コォナァ読破しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、エロ小説やるから、剣磨きでもしてろと。
ガラ好きってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
気の荒い管理人と、いつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。シーラファンが怖い奴は、すっこんでろ。
で、それにしても久しぶりの更新だなと思ったら、
シーラ萌えの奴が、今度はシーラ様の出てくる小説書いてください、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、お姫様カットしてる女なんて、きょうび流行んねーんだよ。ボケが。
抜いた後丸出しの顔して何が、シーラ様お姫様カット萌え、だ。
お前は本当に、いまどきお姫様カットした女がいたとしてそいつに告れるのかと、
そもそも彼女いない歴何年なんだと、
シーラがおかずで本番なしな毎日でいいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい
お前、シーラファンが多いから、媚びたいだけちゃうんかと。
ガラ好き通の俺から言わせてもらえば今、ガラ好き通の間での最新流行はやっぱり、
「月下の花」、これだね。
エロいガラさんと薄幸バーン。これが通の読み物。
「月下の花」ってのは、原作のストーリーに一応沿ってる。そん代わりオリジナルキャラ満載。これ。
で、反ドレイク陣営キャラは悪役。これ最強。
しかし、反ドレイク陣営キャラのファンには反感買うという、危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあガラ好き管理人みたいな奴は、鉄の心臓持ってなきゃ務まらねぇってこった。

キモい。もうお前たちロリオタの顔は見たくもない。下がれ。

キモい。もうお前たちロリオタの顔は見たくもない。下がれ。

えー、なんか、放送事故があったようですが、これよりシーラさんについて、本文です。

聖戦士ダンバイン」のファンは、俺の知ってる世間には、まー割りと多くいるんですが、男性のほとんどが、シーラが好きだと言います。

で、このページは、シーラについての、俺の思いを語る場所のはずなんですが、実は、俺は、シーラ・ラパーナについて思うことは、いっこもありません。

好きでも、嫌いでも、ないんです。興味が、何ひとつ、ないんです。

そもそも、シーラが登場する回は、本放送時、見てませんでした。

我が愛すべき「聖戦士ダンバイン」は、第1話~18話まで。

本放送の、第18話を見た俺は、ガラリアさんが、この世界から消えたショックで、3ヶ月間ぐらい、放心状態になりました。あの頃の傷心を、思い出すだけで、今でも胸が痛くなります。中学生だった俺は、

「ガラリアさんのいない、ダンバインなんか、きらい!」

と、泣き叫んでおりました。

19話以降は、ビデオにだけとっておりましたが、所々、トッドかバーンが出ている場面だけ、チェック出来るのが、精一杯でした。

チェックというのは、彼ら、ガラリアさんと関わったキャラが、ガラリアさんについて言及するシーンが、あるといいな、という期待のためだけでした。

泣きながら、ガラリアさんを悼んでいる内に、本放送では、シーラとかいう女のキャラが登場したらしい。
アニメ雑誌には、緑色の髪の、そのキャラの絵が、いかにも

「カワイコちゃん(死語)登場ですよ~」

な、紹介文とともに、掲載されているのを、俺は、遠目にチラと眺めただけでした。

そうこうしている内に、ダンバインは、最終回になっていました。最終回の後も、ガラマニがすることは、ただひとつ。ダンバイン関係の書籍を買い求め、そこにある、ただひとつ、

ガラリアさん

の絵を、記事を、それだけを、あん~あ、ただそれだけを、追い続けておりました。

そんな中、当時入手した、ダンバイン本、同人誌の、はしばしに、シーラとかいうキャラへの礼讃記事が、あったような気がします。が、そんなの、俺には関係ないものなので、なんとも思っておりませんでした。

そもそも、俺は、ガラリア・マニアですから、シーラとガラリアとに、物語り中で、接点が無いため、シーラへの興味なぞ、生まれるはずがないのでした。

 

~終わり~

 

って、こんな本当のことだけ、書いてたら、本当にこんだけで終わってしまうわ。

さて、本放送最終回より、21年を過ぎた今日このごろ。
長きに渡り、ダンバインファンをやっておりますと、シーラファンの方のご発言を、拝聴する機会が、多く御座います。

俺が、シーラに関わる事象に、なんとか関心を持とうと、ものすごく頑張ってみたところ、ようやくいっこだけ、疑問という形で、興味を持つことが出来ました。

「なんで、シーラは、そんなに、男性だけに人気があるのだろう?」

という疑問です。ホンマに疑問ですわ。

(このあたりから、このページ、いよいよ、ヤバくなって参ります。フフ…)

客観的に、シーラ・ラパーナさんを見てみると。

確かに、絵は、かわいらしく、美しく描いてあるし。

高橋美紀さんの、たどたどしい棒読みによって、幼い君主のとまどいを、上手く表現しているし。
老獪なドレイクに対抗する、ショウ側の援軍として、17歳の、ナの国の女王というキャラ設定は、物語りの中で、存在感があるし。

このページを書くために、さっき、第49話を、バンダイチャンネルで見直したんですが、文字通り、シーラさんを、見直しました。生命をかけて敵と闘う、まだあどけない少女の、その痛々しさには、俺ァ、素直に感動しました。最終回を飾るにふさわしい、美少女君主だなと・・・

うん、そう、シーラさんは、確かに、とてもミリキ的なキャラであると、思います。

でもね。

カワイコちゃんキャラならば、チャムや、マーベルや、リムルだって、すっごくかわいいし、存在感のあるキャラでしょう。

第49話で言及するならば、シーラの最後より、俺ァ、マーベルの最後の方がもっと、号泣しましたよ。なんて、かわいそうなんだろうと。ショウを愛しているのに、自分は死出の傷を負っているのに、大丈夫だとウソついて、ショウを行かせて、
「まったく・・・ひとが慰めてほしい時に、知らん顔して・・・」
これが、独り、死に臨む女性の言葉なんですよ。これが泣かずにいられましょうや。
ひきかえ、シーラはまだエエですよ。だって好きな男ショウが、彼自身の死に際に呼んだのは、マーベルではなくシーラの名だったんですもの。

我が愛するガラリアさんは、残念ながら、番組の序盤でお亡くなりになっているから、
視聴者の、目に触れる時間の長さという観点から、除外したとしても。

チャム、マーベル、リムルは、第1話からずっと、最終回或いは最終回近くまで、活躍していたんだから、物語りの中盤から出てきたシーラの方が、
・・・なんで・・・そんなに・・・

なんで、そんなに、シーラばっかりが、男性だけには、人気があるのかが、あたしゃー、さっぱりめっきり、いっこもわかりまへんのや。


この謎を解く鍵は、どうやら、男性だけという点にあるようです。

俺は、21年間ダンバインファンやってますから、女性のダンバインファンと、お話しする機会も、けっこう、あるんですが、本気の正気で、

「シーラたま大好きぃ~!マジかわいい~♪
あたしぃ、シーラたまみたいな女の子になりたいぃっ
シーラ女王たまがぁ、理想の女性なんだぁ」

なんてぬかす女性ファンにゃー、お目にかかったこと、ないんですわ。

んん?そんなことないって?
「シーラ様、大好きなんです!」って言ってくる女性ファンもいるって?

ぁぁ…それはねー、
その子は、本心からシーラが好きなのではなくて、シーラファンの男性である、あなたに気に入られたいから、そう言うんじゃないかしら。

絵師さんが、シーラ絵を多く描くのは、単に、造形的に描きやすいからじゃないかしら。
しかも、シーラは人気があるから、シーラ絵を、サイトや同人誌に載せれば、シーラファン男性が、自分のファンになってくれるという目論見じゃないかと…

俺ァ、自分自身が、こういう、シーラの男性ファンに、おもねる行為を、何度も、やってきたから、こう推察するんですが、どうでしょうかね。

さて、では、シーラはなじぇに、男性のココロを、かくも捕らえるのかを、考えてみましょう。

同じダンバインの、他の女性キャラと、比較検討してみると、この謎が解けると、俺は考えました。
ダンバインの、主だった、独身女性キャラを、列挙してみます。

チャム、マーベル、エレ、リムル、キーン、ガラリアさん、ミュージィ。

彼女らには、共通点があります。この共通点が、シーラには無いのです。
さて、シーラ人気の、謎を解く鍵である、この、共通点とは、なんでしょう?

・・・・・・・・・・それは。

惚れた男がいる

或いは、できちゃってる男がいる

とにかく、
「おれ(ファン男性)以外に、もうこの女にはオトコがいる・・・」

これです!!

「リムルなんか、のっけから、ニーさま好き好き、言っている。
キーンも、ずぅっと、ニーニーニーニー、言ってばかり。
チャムは、ショウに懸想しちまいやがって。
マーベルも、ショウとAまで(死語)いってしまった。
エレたんこそは、と思ったら、トルストール(雑魚キャラ)なんかと、恋に落ちちゃって。
ガラリアなんて、バストールほしさに、ゼットとやっちゃってやんの。
ミュージィは、ショットの彼女だし。」

そう、この観点です!!

シーラには、恋愛関係なオトコキャラがいない。

ショウに、片想いみたいだな、という描写はあったにしても、同じく片想いで終わったキーンは、声高に、ニーニーニーニー、叫ぶので、その積極性が、所謂、男性脳内に(だけ)在る、理想の処女像と、ギャップがあるので、シーラと比べたら、男性からの人気はないのでしょう。

キーンは、眉毛が太いのも、ズボンはいてるのも、萌え度が低くなる要因だと思われます。男性の理想の処女像(幻聴)という観点で言えばね。
だから、男性にモテたいと目論む女は、眉を細く剃り、すかぁとをはくのですよ。

おとなしやかに、恋心を、口にしなかった、シーラだけは、脳内処女理想(幻覚)に最も近いゆえ、男性は、シーラを好むのではないでしょうか。

眉毛は細いし、すかぁとはいてるし、なにより、男性の最も好む髪型、ロングヘアーですしね。
だから、男性にモテたいと目論む女は(以下略

「オトコがいる」、この観点で言うと、ジェリルにも、作中で彼氏はいませんでしたが、今はいない、だけであって、男性の好むところの、処女(幻想)像とは、ジェリルは、3億光年かけ離れていますから、シーラ女王さまの、敵では、ありません。

処女性(男性脳内限定)の権化、

権化ゴンゲ、はんぁ~あゴンゲ、

ごぉおぉ~~ぅんげぇえええ~

ゆえに、シーラ・ラパーナは、人気があるのでしょう。

もう一点、処女王シーラの、男性にとってのミリキに、

無個性

が、挙げられると思われます。

男性には、とかく、個性的な女性を嫌う傾向があります。

ここで言う個性とは、

「気が強い」
「自分の意見を主張する」
「感情的に喋る」
「しっかりしている」
「知性がある」
「経験豊富である」
「世渡り術を知っている」などなど。

女性である俺には、これらの特徴は、どれも、シーラにも、当てはまるものだと思いますが、男性は、シーラの、

「17さい」
「しょじょ」
「タドタドしい棒読み」
「そのへんの女みたいにギャーギャー言わない」
「ろんぐへあー」
「どれす着てる」
「じょうおうさま」
「周囲に、カワッセ以外オトコがおらん」

を見て、脳内で、理想の女の子のこころを構築出来てしまいます。

理想とは、つまり、現実にないものであるから、理想足りえるのです。

一方、個性とは、現実にあるものだから、男性の思い通りにはいきません。

「個性的」な、リムルやキーンは、自らの固い意志で、激しく強く、好きな男に向かっていき、泣き叫びますが、「理想的」なシーラは、そんなことしません。

「個性的」な女性(恋愛に積極的だったり、自己確立に熱心だったり)は、「面と向かって、おれにモノを言ってくる」という恐怖心を感じさせるから、シーラほどには、男性には好まれないのでしょう。

番組におけるシーラには、生い立ちや家族関係、恋愛感情といった、人間的・人生的な描写が(即ち、女性的である描写が)、他のキャラに比べると、ほとんど無いといってよいでしょう。あるのは、男好きのするルックスと、特権階級な身分と、戦闘指揮、政治取り引きをする姿だけ。

ドレイクに、凛として戦いを挑んだ彼女は、これは職業的義務であって、女の子のこころではない。シーラは、女の子らしいこころ(好み、恋情、わがまま)を表に出さない。

そんなシーラには、

現 実 に は な い

理想の、女の子のこころを、男性が、いかようにも妄想出来うる余地が、他の女性キャラより、多くある無個性ゆえに、好かれるのでしょう。

…きれいで、若くて、オトコを知らない、誰それが好きぃって泣き叫ばないシーラは、
そぉりゃぁ、人気でるわな、男性にゃー。

と、このように俺は、シーラ男性限定人気の理由を、導き出しました。

だから、オトコにモテようと目論む女は、
ブスな顔は整形し、
髪を長くし、スカートをはき、
そして永遠に年をとらず、
永遠に彼氏を持たず、
どれほど激昂してもけっしてそれを口に出さず、
「私のこと愛してるって昨夜Hした時言ったじゃない!なによこの携帯メール!
この発信履歴なによ!まゆみってどこの女よ!
うそつき!うそつき!うそつきぃぃぃぃい」
などとはけっしてわめきちらさず(以下略 プw

処女性と、無個性。

そう、これこそが、シーラ・ラパーナの、男性人気の源であり、且つ、男性が「理想」と呼ぶ女性像であるところの、シーラ・ラパーナさんとは、

いかに、孤独だったかを。

恋人がいなくて。恋心を口に出してはいけない身分で。
仕事、戦争ばっかりの人生で。
周囲には、おっさんとミ・フェラリオしかいなくて。

どんなにどんなに、さびしくって、辛かったかを。

好きなひとに、声ふるわせ胸ふるわせ「す…好きです」と告げることも出来ず、

唯2人の友だった、エル・フィノと、ベル・アールにさえ、

「くどい。もうお前たちの顔は見たくもない。下がれ!」

と、突き放して、死地へと赴いた。

シーラ・ラパーナという女性の、たった17年の生涯が、

どんなに不幸な生涯であったか、を、同時に表現しているのでしょう。

処女性と、無個性を、現実の女性に、求める男性が、いたとしたならば。彼は、彼女が不幸であることを、望むものなのです。

 

【追記】シーラに興味の無かった俺に、このページを書く動機を下さった、
男性版シーラ・ラパーナ、
新選組!」の棒読み殿様こと、松平容保さまに、
この場をお借りして、深く御礼申し上げます。

~本当に終わり~

 

 

2005年1月23日(日)