2019-07-02から1日間の記事一覧
俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君 セ「まじ、危険がデンジャラスなのさ。」 俺「この章は、怖いわ。じぶんがガラリアさんだったら、って思うと、本当に怖い。先の読めない戦場の状況が、ありありと目にみえるように、表現できているかな。できてたら、…
城塞のなかへ、オーラ・バトラー昇降口のなかへと入っていった、ガラリアの赤いドラムロは、猪突猛進に、底にとどくまで落下した。ずしん。おや、この場所は。地面よりも、ずっと深いぞ。見わたすと、ドラムロが、ゆうゆうと飛び抜けられる広さのトンネルが…
俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君 セ「筆者はさ、この小説書きはじめたころ、オーラ・バトラー戦の描写には、消極的だったじゃんさ。」 俺「うん、そうよ。ガラリアさんをめぐる、恋愛エロドラマが書きたかったから。」 セ「でもさ、小説が、原作アニ…
赤いドラムロと、青いドラムロが、城壁の手前に到達した。葉陰に身をかくしたガラリアとトッドは、腰を低くし、フルフェイスのヘルメットをしっかりかぶり、様子をうかがっている。トッド・ギネスの右隣に、彼女が、しゃがみこんでいる。自動操縦にセットし…
俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君 セ「今回のキャッチコピー、即物的で、説明的なのさ。エロい部分が2ヶ所あるってさ。なにかの度合い(当社比)の星マークは、3つなのさ。」 俺「アクセス解析を、あまり見ないようにしてるんだけどね、たまーに、ち…
レッド・バーの砦、総攻撃の、朝。騎士団長バーン・バニングスへの処分通知が、届いた。ラース・ワウにいるドレイクからの指示は、こうだった。バーンは、ビランビーのパイロットとして、最前線に出よ。砦を落とすまで、帰還するな。そして指揮面からは、は…
俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君 セ「今回のキャッチコピー、ふるってるさ。そうさ。この小説は、バーン・バニングスを、不幸のどん底にたたきおとすことで、定評があったはずさ。なのに、2013年6月19日から、連載再開してからというもの、不幸になる…
そうだ、自殺しよう。 いや、だめだ。死ぬのは、痛そうだし、こわいし、いやだ。わたしは、まだぜんぜん、死にたくない。 ブツブツゆって、現実逃避をしているバーンは、ビランビーを着地させたが、コクピットのハッチを、開けようとしない。騎士団長の到着…
俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君 セ「この小説に、僕が登場するようになってから、長いけど…」 俺「どしたの、セザル君。」 セ「僕が、まじで泣いちゃったのって、この章が、はじめてさ。」 俺「そうね。珍しいよね、きみが泣くなんて。」 セ「泣きた…
深夜のドレイク軍基地。かがり火に照らされる、青や赤のオーラ・バトラーを見上げて、ガラリアとゼット・ライトは、早く2人きりになりたいと、そればかり考えていた。 この男女は、既に、キスの仲になっている。ガラリアは、親友のユリアにも、隠さなくては…
俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君 セ「指一本どころか、舌がはいっちゃってるさ。」 俺「せ、セザル君、あんた…いきなり、本文のネタばれを、ここで述べるんじゃないと、いつも言ってるでしょう…。」 セ「トッドは、かわいそうさ。同情は、するさ。で…
暗くなってから。バーン・バニングスが、幹部級の兵士たちに、招集をかけた。板張りの床、屋敷の大広間が、作戦本部である。全員、大きな木製テーブルを囲んで、腰かけている。机の上には、羊皮紙の周辺地図。 集合した人員は、騎士団長バーン・バニングス、…
俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君 セ「ねえ、筆者。」 俺「なんだい、セザル君。」 セ「あなたは、書くことを、楽しんでるさ。」 俺「そうよ。」 セ「ものすっごく、心から、楽しそうさ。書いてて、楽しくて、楽しくて、しようがないのさ。」 俺「わか…
レッド・バーの砦を、対岸に臨む基地に、機械の館・出張バージョンを設営したゼット・ライトは、仕事が一段落したので、建物の奥のほうにある台所に、1人で入っていった。コーヒーをいれて、テーブルにむかい、椅子に腰かけて、パンをつまんだ。右手で食い…