むろのさん作ガラリアさん記念イラスト
むろのさんは、我がサイト「ガラリアさん好き好き病」の3周年記念日への贈り物として、素晴らしいガラリアさんイラストをっ!いただきました!ごらんあれ。
むろのさんは、マレーネ・ディードリッヒの映画「モロッコ」(1930年)のスチールを見て、インスピレーションを得られ、この絵を描かれたそうです。ディードリッヒは、「モロッコ」において、はじめて「男装」を「自分のものにした」した女優として知られています。
煙草をくゆらし、黒いタキシードを着こなしたディードリッヒの意識は、ガラリアさんに通ずるものがあります。
ただ「男のものまね」をするという意味の「男装」なのではなく、男性用の服を「女性のモード」にしてしまったのが、「モロッコ」におけるディードリッヒの、歴史的偉業だったのです。
おしゃれな女性が、自分の考えで、自分の着るものを選ぶ。
流行や、常識や、世間体なんかに縛られない。自ら考え行動する、そんなディードリッヒと、ガラリアさんと、そして作者・むろのさんの、美意識が結晶した逸品です!
シックな色調、青の線で統一されたデザインに、むろのさんのセンスが際立ちます。
そしてこちらは…!俺が愛する、すべての要素が、凝縮された絵であります!
むろのさん、ツボおさえすぎです。白いシーツにくるまる、裸身のガラリアさん。
ピアスをはずして、体を許す…すなわち、「心を許した」ことを表現するガラリアさん。
そして窓には、お月さま。「月下の花」にぴったりの、こんなに麗しい絵を描いて下さって、感激です。
口紅とマニキュアの色が、合わせてあるのに注目!紺色に沈む壁面に、白く浮かび上がる彼女、シルクの肌に映える、紅の鮮やかさよ。
むろのさん、力作を贈って下さって、本当に、ありがとう御座います!
2006年4月26日