ガラリアさん好き好き病ブログ版

ここは、聖戦士ダンバインのガラリア・ニャムヒーさんを 好きで好きでたまらない、不治の病にかかった管理人、 日本一のガラリア・マニア、略してガラマニのサイトです。2019年7月、元サイトから厳選した記事を当ブログに移転しました。聖戦士ダンバイン以外の記事は、リンク「新ガラマニ日誌」にあります。

後書き:第34章「ダンバインとぶ」ショウ・ザマはぶっちゃけ早くゼラーナに行ってください

俺=筆者ガラマニ セ=セザル・ズロム君

 

俺「長編小説の連載をしてきまして、長年にわたり、はりめぐらしてきた伏線を、今回、回収することができました。この章を書いて、実に、スッキリしました。」

セ「あなた、この伏線、最初っから想定してたの?あの、第16章「2人目の聖戦士」のときから?」

ガラリアの後方で、今度は、地上人技術者2人、ショットとゼットが、2人同時に同じ台詞を叫んだのだ。

「ホンダだ!!」

ほんだだ?なんだろう、ホンダダって。すごい大声で、2人とも歓声をあげたぞ。ホンダダとは、地上語の、歓びの表現かな?と思うガラリア。

 褐色の肌のアメリカ人、ゼット・ライトは、褐色の瞳をキラキラさせ、満面の笑みで、どかんと音をたててバイストン・ウェルに落下した、懐かしき地上のマシン、ホンダのバイクに駆け寄った。金髪碧眼の、自称アメリカ人、ショット・ウェポンも、瞬時にバイクに近付きしゃがみこみ、もう機体を撫でまわし、しきりにうなっている。

「ううむ、ホンダ、GL1100、インターステーツではない。新型だな、わたしの知らぬ型式だ。わたしが地上を留守にしておる間に、これを出してきたか!ううむ、いい、いい…おのれ、メイドインジャパン!おのれ、やってくれるわ、本田技研め!」

「月下の花」第16章 2人目の聖戦士 より

 

 

俺「うん、そうよ。この時に、アメリカ人技術者、ショット・ウェポンとゼット・ライトが、ホンダ製バイクの、アスペンケードを見て、「ホンダだ!」とさけんだことから、バイストン・ウェルでは、本田技研工業とその製品をさして、「ホンダダ」と呼ぶことが、定着してしまいます。

そいで、このつづきの伏線が、第19章「戦士ガラリア・ニャムヒー 前編」の、きみ、セザル君と、ショウ・ザマのからみね。」

 

「ねえ、ショウ君は、僕と同じ歳だったよね。18だよね。カラーテが得意なんだってね。カラーテの技、僕に教えてほしいさ。ホンダダを作った人のお話しの続きも、聞きたいさ。昨日聞いたのは、えっと、ニホンが戦争に負けた後、ホンダソウイチロウさんは、ハママツで自転車修理屋さんやってて、原動機つき自転車を開発して、原動機には、えと、えっとう。何かをくっつけたんだっけ?」

「原動機には、燃料が要るから、ゆたんぽを、ガソリンタンクに改造して、自転車にくっつけたんだよ。」

 セザルは、ゆたんぽって何だとか、ハママツとトウキョウは近いのかとか、ショウにべったり寄り添い、さかんに喋り続けた。ショウは、内心、

(なんなんだ、こいつは。地上の話しに興味があるのは、他の連中も同じだけど、だったら、トッドやトカマクとも喋ればいいのに、俺にばっかり。なんでだろう?歳が一緒だから?それにしても、ベタベタしやがって、ヘンな奴!)

第19章 戦士ガラリア・ニャムヒー 前編 より

 


セ「さらに、ホンダダの伏線は、比較的新しい章、第22章「ギブンの館」にまで、続いてるのさ。」

 

ギブン家へは、本日訪問すると、書状で連絡済みである。騎馬隊一行は、イヌチャン・マウンテンの尾根づたいに、わだちのある馬車道を進んだ。この道は、2年前に、シルキー・マウを捕獲するため、侵攻したのと同じ道である。ガラリアは、ホンダダのショウと、ずっとお喋りながら、馬を歩ませていた。

「だからね、ガラリアさん。ホンダダじゃなくて、ホンダ。」

「ほ、ほんだ。」

「そう、本田宗一郎さんが作った会社だから、ホンダっていうの。それで、このバイクは、アスペンケード。」

「あ、アルペンガイド。」

「いや、アスペンケード。」

「あすぺ…言いにくい名称であるなあ。ホンダダはホンダダで、よいではないか。」

「だめ。本田さんは、本田さんって呼ばなきゃ、失礼だよ。本田宗一郎さんは、立派な人だから、俺、尊敬してるんだ。本田宗一郎さんはね、静岡県生まれでね。」

自分の後ろで、本田宗一郎談義に花を咲かせている男女を、無視するフリで耳ダンボなバーンは、山岳地帯を抜け、平野が開けた所に至ると、

「よし、休憩。ここらで、昼食にするとしよう。(ホントに遠足だな…)」

第22章 ギブンの館 より

 

 

セ「で、これらを受けての、今回の更新分、第34章「ダンバインとぶ」さ。ねえねえ、これぜんぶ、予定どおりだったの?」

俺「うん、予定どおりよ。」

セ「長かったね。遠大な伏線というか、こんな細かい部分、読者の誰も、気にとめてないんじゃないのかなあ。」

俺「そうでもないよ。第16章の、ショット・ウェポンとゼット・ライトの、ホンダへの反応には、笑ってしまったと、北米在住の日本人男性から、感想をいただきました。」

セ「さぁて、次回の「月下の花」は?」

俺「第34章「ダンバインとぶ」までで、原作アニメの第3話、「ラース・ワウの脱出」相当分はおしまいです。いや、第4話「リムルの苦難」まで、いやいや、第7話「開戦前夜」直前分まで、終わっちゃったことにしても、いいかなぁ~」

セ「いいかなぁ~ってあなた!!どんだけ原作すっとばすつもりさw」

俺「俺の小説で重要なのは、ショウやリムルやニーの動向じゃないもん。主人公ガラリアさんと、彼女の周囲の、恋愛模様だもん。ゼラーナサイドが主人公目線の物語は、描く必要、まったくないよ。だから、キブツ・キッスは、たぶん出しませんわ。」

セ「キーンのお父さんも、すっとばすの?!」

俺「豪快、すっとばし小説。筆者が。」

セ「あっ、それ、ながいけん閣下のネタさ。」

 

2013年7月4日