ガラリアさん好き好き病ブログ版

ここは、聖戦士ダンバインのガラリア・ニャムヒーさんを 好きで好きでたまらない、不治の病にかかった管理人、 日本一のガラリア・マニア、略してガラマニのサイトです。2019年7月、元サイトから厳選した記事を当ブログに移転しました。聖戦士ダンバイン以外の記事は、リンク「新ガラマニ日誌」にあります。

小説「月下の花」用語集 男女関係編

【花】はな。バイストン・ウェルの隠語で、女性器のこと。

例1)ガラリアの花=ガラリアのあそこ

最も使用頻度の多い言い方。誰それの花、或いは、君の花が、と言えば、その女性のあの部分を指す。

例2)君はわたしの大切な花だ=君はわたしの恋人(肉体関係あり)だ

男性から女性に対して、あなたの操(みさお)を大切にします、といったニュアンスで使用される場合。

例3)わたしの花を差し上げます=わたしと寝て下さい

女性から男性に対して、植物の花をどうぞと差し出せば、「エッチしましょうよ」と誘っている意味になる。たいへん便利な風習。但しこれは、後述する「正式なお付き合い」ではなく、「密通」の意味しか持たない。「密通」に誘うのに、この方法しかないわけでは、勿論ない。

 

【剣】けん。バイストン・ウェルの隠語で、男性器のこと。

例1)剣を硬くする=勃起すること。
例2)剣を磨く=男性のマスターベーションのこと。
例3)両刀使い=異性も同性もオッケーなことで、男女共通に使用。これは地上と同じ言い回し。

 

【褥】しとね。褥を供にする=セックスすること。

 

【種】たね。花の中にある種、即ち、クリトリスのこと。

 

【同性愛】バイストン・ウェルでは、禁忌事項。この趣味があるとバレると、社会的信用を失うので、そっちの人は、ひたすら隠さなければならない。

 

【避妊】バイストン・ウェルにおいては、膣外射精しかない。よって、かなり不確実。

 

【婚前交渉】バイストン・ウェルでは、国王の娘クラス以外は、オールオッケー。王族だけは、一応対面上は、婚姻時まで処女であることが求められるが、一回離婚した後も、政略結婚させられることもあり、処女・非処女とか、バツ1とか、前に別人と婚約してたとかは、女性にとっても男性にとっても、婚姻の妨げにはならない。

 

【正式なお付き合い】騎士階級以上の者同士が、恋人関係になりたい場合、男性が、女性の家族(主に父親)にあらかじめ申し込み、受領されてからでないと、その女性を口説いてはいけない。女性に家族がいない場合、及び、家族があっても、既に恋人がある場合には、恋人の立場にある男性に対して「彼女を口説いてもいいですか」と申し出をすることが、騎士道精神である。先客の男性が拒否すると、決闘する。

 

【決闘のルール】立会人を一人設け、剣での一騎打ち。一方が殺されるか、立会人が「あんたの負けだ」と判定を下すか(テクニカルケーオーですな)、或いは、一方が「まいった」と言うかで、勝敗が決定する。

ガラリアとアトラスの場合は、先客と見なされたバーンが、この申し出を受領したケース。

この手続きを経た恋人同士は、周囲の全員に公認されて、どこのお部屋で褥を供にしても黙認される。要するに、婚前交渉やりたい放題の婚約である。また、婚前交渉がオールオッケーであるから、この婚約が破綻したとしても、別人とまた婚約することも、男女ともに多い。

リムルとバーンの場合は、父親の方から、バーンに婚約者になってくれと申し出をし、バーンが受領したケース。だから、バーンはリムルと婚前交渉してもいいのだが、女性本人が拒否してはヤレません。

つまり、このしきたりは、当事者である女性の意志がカヤの外にある。

 

【正式なお付き合い(=婚約)と、結婚との違い】

バイストン・ウェルの騎士階級における、婚約とは、褥を供にする行為が、公的に許可される仲になることを意味しているが、但しこれは、法規的意味での「結婚」とは異なる。婚約は、騎士の男同志が、公に取り決めをする、社会的行為ではあるが、不文律である。親同士、或いは岳父と婿同士の、口約束段階である。

これに対して、「結婚」とは、騎士階級においては、宗主国王に届け出をし、国王から許可を受けて初めて成立する、法的行為である。国王にとって、諸侯である騎士の「結婚」は、税収領地の配分が変わることを意味しており、また、有力な諸侯同士が、どういう姻戚関係になっているかは、国王が、常に把握しておきたいことであるから、「結婚」には、国王の許可が必要になるのである。各国共通。

なお、苗字は、男性か女性か、どちらかの姓に統一され、嫡出子は、両親の姓を名乗る。入り婿や分家も多いが、夫婦及び一家は、同一の姓を名乗るのが一般的。

アトラスは、ガラリアが、ニャムヒー家の唯一の後継者であることから、子供をいっぱい作って、長男にはニャムヒー姓を名乗らせ、弟妹の誰かに、自分の姓を受け継がせるつもりだった。彼のこの夢は、実現しなかったが、こういった、兄弟で苗字を分割する(成人後、分家する等)ことも、地上と同様、バイストン・ウェルでもありふれた慣習である。

 

【密通】婚約の手続きを経ず、本人同士の意志のみで恋人関係になること。未婚既婚は問わない。ようするに、自由恋愛で、ただ単にやってしまうこと。

男性が、女性に密通を申し込む場合には、特別な取り決めはなく、地上の現代と同様に、女性の気持ちをそそるための様々な努力が必要。

女性が男性に、密通を申し出るには、植物の花を一輪、手ずから渡せば、「やりましょう」という意味になる。相手が処女とか既婚者であっても、まず、受け取らない男性はいないし、受け取らないと、女性に失礼にあたるという、実に便利なしきたり。婚前交渉可の世界なので、「嫁入り前の娘に手を出した」ということは、男性にも女性にも汚名にならないし、人妻の場合は、説明不要であろう。

リムルとニーの場合は、ニーがドレイクに申し出をせず、チューまでしているので、密通である。

 

【垣間見】かいまみ。騎士階級同士の密通において、最初にご対面すること。ご対面するには、事前に手紙で了解を取りつけ、下働きの者同士が主人に連絡し、同意を得てから会い、その際には、男性の方から挨拶するという、実に面倒なしきたり。

 

【浮気】日常茶飯事。地上と同じ。但し、「密通」なら二股でも八股でも好きにしたらいいが、「正式なお付き合い」は一人としかできない。騎士道精神における対面上もだが、周囲の目があるので、事実上もできなくなる。

よって、リムルと「正式なお付き合い」をしてしまったバーンは、リムルがニーと「密通」していて、ヤラせてくれないため、リムルとはできない。この場合、浮気をしたかったら他の女性と「密通」したければする。

 

【ポロポーズの花】数あるバイストン・ウェルの植物の中でも、特別な意味を持つ花。上記のように、所謂婚約は、親が勝手に決めたりするし、婚約解消もできるし、「密通」ならば自由意志で好きなだけできる。

ただ、男性から女性に、この花を渡すのは「心から貴女を愛しております、永遠に貴女だけを愛します。どうか結婚して下さい」という意味。

「密通」の誘いで、女性から男性に渡す花は、どの花でもいいが、ポロポーズの花だけは用いない。

ポロポーズの花は、男性から女性への、真剣な結婚の意志を示すための専用花。

アトラスは、ポロポーズの花を、ガラリアに贈れないまま…